水素の分離、精製、貯蔵、運搬、利用など関連する多くの技術が発展途上にあます。
ここに示したエネルギー収支及びコストの試算は予備的なものであり、今後改定を重ねていく予定です。
シアノバクテリアによる水素へのエネルギー変換効率1.2%
(なお、全太陽光に対する理論的最高効率は6.2-7.3%。将来の目標値は2%以上)
エネルギー回収率0.5 (洋上で生産された水素エネルギーの50%が分離、精製圧縮、運搬等で失われ、50%が目的港に圧縮水素として運ばれます)。
内容 | 消費率 (%) |
合計 | 50% |
バイオリアクター(プラスチック) | 8% |
PSA | 15% |
圧縮 | 6% |
その他(海上輸送他) | 11% |
装置等制作(造船、PSA等) | 10% |
中村容一他(将来型燃料高度利用研究開発プロジェクト)は、PSA効率79-84%を報告しています。
化石燃料から水素を製造する場合の総合効率:61-68%
(内訳、改質効率:82%、PSA効率:79-84%)
www.pecj.or.jp/japanese/report/2007report/07sin03.pdf
水素の価格(目的港における)は約27.2セント/kWhと試算される
これは、太陽光電池とほぼ同コストである。
現在 | 2010年 | 2020年 | 2030年 | 将来 | |
NEDO | 150 | 80 | - | 40 | - |
水素エネルギー協会 | 100 | 70 | 60 | 50 | 40 |
現在 | 2010年 | 2020年 | 2030年 | 将来 | |
NEDO | 42.5 | 22.7 | - | 11.3 | - |
水素エネルギー協会 | 28.3 | 19.8 | 17 | 14.2 | 11.3 |
cents/kWh | |
H2 (Cyanobacteria) | 27.2 |
H2 (Chlamydomonas) ( 1$/m2) | 22.8 |
H2 (Chlamydomonas) (10$/m2) | 34.5 |
Crude oil (50-150$/barrel) | 2.9-8.8 |
Gasoline (1.5-4$/barrel) | 4-11 |